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中小商工業者の応援団
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感動を与えるケーキ職人 (10/30)
お客の要求に先回り 飽きないサービスを (10/29)
お客様に感動を与える (10/15)
おいしい料理で、幸福へといざなう (9/16)
高品質な品を厳選販売 (9/1)
欧風料理 vert(ヴェール)の挑戦 (8/21)
「意匠権の活用とデザイン戦略講座」を受講しました (8/1)
中華料理店の挑戦 (7/30)
顧客の信頼を得るためのコツ (7/28)
創業90年の老舗印判店の新たな挑戦 (7/19)
最近の流通業における経営革新の展開 (7/1)
イタリア料理 ラ・バロッタ (6/23)
事前にしっかり備え緊急事態を生き抜く (6/19)
地元食材で独創料理〜リピーターを生む充実のランチ (6/8)
6/6 「中小企業生産性向上プロジェクト」発表 (6/6)
「五里霧中」からの脱出には (6/5)
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「ミニランドセル」だけでの経営をめざす (5/1)
新幹線ガール 私の職場は時速270km (4/30)
船台から遊覧車・・ まだまだでてくる新分野 (4/29)
手に合ったハサミを希望通りに・・ (4/2)
インテリア小物家具へシフト (3/21)
オーダースーツの店「Gentry」 (3/20)
中華料理 一番 訪問 (3/17)
「新幹線 車内販売の達人」に学ぶ (3/12)
模型の製作 (3/10)
素材の良さ見ぬく 市場での目利き (3/5)
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2007年10月30日(Tue)▲ページの先頭へ
感動を与えるケーキ職人

 
 開業して7年目になる大阪狭山市のケーキ店(デセール)のパティシエは、工業高校の出身という経歴もユニークですが、それ以上に、お店で創るケーキが独創的です。その原点は、就職したての頃、毎日の過酷な仕事で辞めようと思い相談した時の、先輩の一言にあるそうです。今でもその時の「ケーキを創りは、お客さまに、感動を与えるすばらしい職業」という言葉を座右の銘として「究極のケーキつ゛くり」に励んでいます。その基本は、スポンジ(生地)と生クリームだそうです。お菓子作りの名人アントワーヌ・サントス氏(エコール・クリオロ)が言うように「お店にとって数あるケーキでも、お客様にとっては、唯一のケーキ」なのですから、手抜きは許されません。ショーケースは、「感動を与える舞台」であり、お店は、「お客さんがホットする空間」です。なかでも、デセール果樹のオリジナル商品は、アニメや映画の主人公や誕生日のこどもさんの似顔絵を模写したデコレーション・ケーキです。ケーキが、食べて美味しいのは、あたりまえで、さらに感動していただける仕組みを考えることが、森本パティシエの夢であり、目標です。

 
 
 多彩な商品構成が売場の魅力

ロールケーキでは、定番の「陶器山」(泉北ニュータウンと狭山ニュータウン境界に沿って続く小高い山)や「リ・ファリーヌ」(フランス語で「米の粉」の意味)、ブルーベリー、チョコ、イチゴ、マンゴー、プリン等が好評です。また、オリジナル・ケーキは、「あかとしろ」「果樹」「おはぎ」「キャラメル」「タルト」「パケ・コアントロー」「恐竜プリン」など、名前を見ただけで「一度、食べてみたい」と思わせる工夫がされています。また、たくさんある中で、どのケーキが選ばれても、満足いただけるよう、見栄えと味が工夫されています。従業員4人以下の菓子小売業の商店数は、1991年には全体の8割でしたが、2002年には、7割に減ってきています。デセール果樹は、訴求効果の高い商品構成やオリジナル商材を展示して、躍動感あふれる売場の演出で来店客数を増しています。


 デセール果樹(Desssert) 
 大阪狭山市西山台3−13−8
 /Fax 072-368−6066   定休日 月曜日 
 http://foodpia.geocities.jp/kajyu2001ds/







2007年08月21日(Tue)▲ページの先頭へ
欧風料理 vert(ヴェール)の挑戦

コース料理を「お箸でいただくお店」でアピールする

 

 今年の4月から準備して、7月19日に開店したお店ですが、ランチメニューは、1260円から3160円の4種のコースで、シェフが毎日、食材のなかから趣向を凝らしたメインディシュの中から、選べます。夜の4種のディナー・コースは、2,100円〜5,250円から選べます。席数は、テーブル12席、カウンター5席で、お昼は満席になることも多いので、早めの予約がお薦めです。ナイフやフォークを並べて食べるのが苦手なお客様のため、「お箸」を用意して、他店との違いを打ち出しています。

 新しく来店していただくお客様を増やし、リピータにすることが今の課題

 

 開店時には、折り込みチラシ広告を二千部配布して、来店者には粗品を配りました。その後は、順調に、来店数が増えてきています。昼は主婦層が多く、週末は家族連れが多く、ほぼ予想どおりです。これからは、ディナー・コースの集客を増やすことが課題です。そのために、ホームーページを作成中で、誕生日や記念日のイベントなどの受注にも取り組んでいます。「美味しかった」と言われるよう、お肉は山形肉、地鶏は岡山から、秋田の三元豚、岸和田の佐野漁港から魚を仕入れる等、食材にこだわっています。味は勿論、見た目や香り、お店の雰囲気も良く、近隣店よりも、リーズナブルな価格設定は魅力的です。

 繁盛店の決め手は、ホスピタリティ(もてなしの心)
 
 
 
 シェフの武村さんは調理専門学校を出て、フランス料理、イタリア料理店、ホテルやステーキハウスの料理長を経験後、独立・開業されました。フランス料理店は、正式なコースを出す「オートキュイジーヌ」、気軽なレストランを意味する「ビストロ」、ビアレストランを意味する「ブラッシュリー」、軽食やお菓子を提供する「サロン・ド・テ」の4業態があります。特別な料理のイメージが強く、専門性が高いことから経営が難しいのですが、ホテルのサービス部門で経験が豊富な奥様の存在で、その懸念は払拭され、暖かく思いやりに溢れたホスピタリティサービスが提供されています。繁昌店をめざした取り組みの第一歩は、始まったばかりです。

 
 
 欧風料理 vert(ヴェール)

  岸和田市小松里町2123番 п@Fax 072-479−7373 
   Lunch 11:30〜14:30 Dinner 17:30〜22:00
   定休日 水曜日
  

 

2007年06月23日(Sat)▲ページの先頭へ
イタリア料理 ラ・バロッタ

健康志向で、安心感のあるお店をめざす



イタリア料理は、日本人になじみが深く、不況下でも店舗数が確実に増加。平成14年の市場規模は販売高2,300億円、店舗数2,910店と推計されています。FDA(米国食品医薬品局)から、冠動脈性心疾患に対する予防効果があるということを認められたオリーブ油をたっぷりと使っているので、健康にいい料理として注目されています。ラ・バロッタの意味は、「仲間と楽しく、心地よく過ごすこと。」です。気軽にリーズナブルな価格で利用でき、素材にこだわったお店です。厨房とのしきりが無く、調理の様子がカウンター越しに見えるのも魅力の一つです。商店街から少し離れた立地で、「隠れ家」として遠い所からのお客さんも多く、イタリア料理専門店として繁昌しています。

メニューは日々変化しています



2006年9月に開店したお店ですが、お昼は、2000円のランチで、「何が出るか、おまかせ」のコースです。旅行の企画で、「ミステリィーツアー」という、集合するまで行き先を明かさない企画がありますが、ラ・バロッタのランチ版「ミステリィーツアー」は、隣のお客さんと全く違う料理がでるので人気があります。夜はアラカルトがメインですが、おまかせのコースメニュー(前菜2品、メイン、パスタ、デザート、パン・コ−ヒor紅茶)は、3800円から6000円です。席数は、13席ですので、早めの予約がお薦めです。予約は1ヶ月以内ですので、ホームページをご覧ください。

生産者との連携で「納得できる素材」を提供



お肉は酪農家、野菜は農家から仕入れ、素材の良さを活かして出食しています。農家にも、栽培して欲しい野菜を提案し、注文しています。また、他店のシェフと一緒に料理をするイベント等を開催して、腕を磨いています。お客様にもとっても、色々なシェフの料理が楽しめて好評です。星山さんは、定休日を不定期にして、外部のイベントや産直交流会などに積極的に参加されています。こういった外部での活動を通じて、消費者の志向や業界動向について情報を入手しています。

イタリア料理 ラ・バロッタ 

 大阪市浪速区日本橋東1−1−9 п@Fax  06−6647−3371

Lunch 11:30〜14:30 Dinner 18:00〜22:00 不定休



2007年04月29日(Sun)▲ページの先頭へ
船台から遊覧車・・ まだまだでてくる新分野

自然に囲まれ「ものつ゛くり」ヘ挑戦
試行錯誤を繰り返しつつ得意分野に特化

梶谷さんは、26歳まで自動車会社の整備部門に勤務後、昭和46年に岬町で開業。民間車検工場と並行してミサキ機器開発株式会社として新製品の開発に取り組み、牽引用具「カーキャリア」を発売されました。日本のメーカーに、輸出向けのヒッチメンバー(自動車の後部に取付けられていて、トレーラーを連結するための装置)として採用され、受注が急増し、生産が追いつがず、工場の増設で乗り切りました。その後は、導入した大型プレス機でできる仕事を中心に、下請けで部品を作ってきましたが、このままだと、親会社の都合でいつ仕事が無くなるか不安で、代わりに安定した仕事を探しました。



経営を安定させるため自社製品を開発

そこで出会ったのが、地の利を活かした「淡輪のヨットハーバー」での船台の製造、販売でした。頼まれると断れない性格のため、全く経験の無い分野でも、ユニークな製品を制作してきました。例えば、花博会場内用ボトルカーや遊園地の大型トレーラー式遊覧車です。今も、ワールド牧場、堺のハーベストの丘、横須賀ファーム・ソレイユの丘等の園内で活躍しています。また特許を取得した製品では、駐車違反の車輌を移動する時に使用される「索引用補助台車」が挙げられます。時代の流れを反映して、遊覧船も、ヨット用からレジャーボート用に主力が移ってきています。そこで、船台もボート用を開発して、汎用性に重点を置き、量産によるコストダウンを図り、即納できるよう工夫をすることで、売上高を伸ばしました。



強みを活かして新分野に挑戦

自社設備で、一貫生産ができるので、新製品を考案すると、すぐに試作に取りかかれます。自ら特許も出願し、思い立ったら、すぐ行動して、小回りが効く点が強みです。船台だけの受注だけでは、先行きの見通しが不鮮明なため、本業を補完できる新分野に挑戦しようと、「環境対応型の焼却炉」の開発、製造、販売の取り組みをされています。事業承継についても、息子さんが頑張っておられますので、将来が楽しみです。



ミサキ機器開発株式会社  代表取締役 梶谷栄一郎さん  63歳
大阪府泉南郡岬町淡輪1985
 п@072−494−1414(代) Fax  072−494−1402 
  



2007年03月21日(Wed)▲ページの先頭へ
インテリア小物家具へシフト

萩原家具店



萩原家具店は、昭和25年に創業。万博の頃には、良く売れましたが、第一次オイルショック以降、家具の需要も一巡して、洋服ダンスや靴箱等の箱ものが売れなってきました。また、近隣の商店街のお店の廃業の影響で、来店客数も減少、値段にはシビアーなお客様が増えてきて、対応が難しくなっています。そのために、販売方式の転換を迫られ、大型家具を在庫せず、カタログでの注文に切り替えました。



店頭には、デザイン性のある食器棚や食卓セット、イスやマガジンラック、オープンラック等の小物家具を中心とした商品を展示するようになりました。接客の際に、お客様のニーズを聴き、商品を仕入れるよう努めています。また、インテリアに関する情報を提供することによりコンサルティングセールスを重視しています。自宅への配達サービスは、好評を博しているそうです。



キラリと光る個性的なお店をめざす

家具業界の経営環境は、マンションでの据え付け家具の増加や少子化による学習机等需要の低迷など需要が減り、大型量販店や専門店の進出により売場面積は増えましたが、小規模の家具店の店舗数は激減しています。市街地のマンション等では、高齢化によるリニューアル需要やアンチエイジング(健康家具)等のシルバー市場にむけた新需要の発掘が見込めます。こういう中で、小型店の生き残り策は、量販店には無い「個性的な店」をめざすことです。





大阪市北区本庄東1丁目25−12 Tel FAX 06−6371−0784

 ◇定休日 なし
 ◇営業時間 9:00 〜 19:00

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2007年03月20日(Tue)▲ページの先頭へ
オーダースーツの店「Gentry」

「ビンテージの生地」で、オーダーメードのスーツを製造



 Gentryでは、自ら仕入れた生地で仕立てた紳士服(注文服)を顧客に直接、販売されています。注文服と既製服が異なる点は、体のラインに合わせて服を作るか、服に体を合わせるかの違いです。そのため、注文服は、着心地が良く、型崩れがしないだけでなく、生地の選択、デザインの選択肢が広いのが特徴です。

一般のテーラー(紳士服仕立)では、生地は、国産メーカーやインポート商品を使用します。ところが、Gentryさんでは、昔からの服地屋さんとのお付合いにより独自のルートを開拓し、1950〜70年の英国製・イタリア製などのビンテージの生地を仕入れています。この安定した調達ルートの確保によって、リーズナブルな価格での販売ができています。

 受注した注文服は、熟練の職人が仕立てる業務委託システムを確立しています。オーナーの田渕氏は、開業して3年で、37歳。自宅を事務所にして訪問販売から起業されましたが、信用力が弱く、それを克服するため、昨年8月に今のお店をオープンされました。その結果、店舗が有ることで、信用力も増えて、売上高を順調に伸ばしておられます。



「インターネットも活用」〜課題は新規顧客の拡大

 紳士服の需要は、バブル崩壊後、低迷の一途をたどってきています。郊外型紳士服店も価格競争で業績を悪化させています。また、既製服の品質・デザインの向上、イージーオーダーの普及、低価格販売の攻勢によりテーラは、長期的には衰退傾向にあります。その商店数は、昭和45年の24,702店をピークに、平成9年には、7,647店まで減少しています。しかし、平成6年頃からは、消費者が安さだけでは満足せず、「品質の良さ」が好まれ、変化してきています。

 注文服の持つ「着心地が良く、型崩れがしない」という良さを、自社の強みとして事業を推進されているGentryさんは、こういう時代の変化を追い風とすることが可能です。この業界は、固定客の比率が高いことが特徴です。一度、購入すると、その良さが気に入って、リピートされるお客様が増えます。最大の課題は、新規顧客の拡大です。



 ■住所 大阪市西区阿波座1−2−4鳳ビル1
  地下鉄御堂筋線・四つ橋線「本町駅」21番出口を出て南へ30m
■電話 06−6532−2983
http://www.suit-gentry.com





2007年03月10日(Sat)▲ページの先頭へ
模型の製作

「一品ごとの創造力が勝負」と語る大橋さん



大阪市西区にある工房を訪ねて、「博物館やイベント展示会の模型などを製作している」現状について、熱い想いを語って頂きました。訪問時には、「古墳時代のジオラマ」を製作されていました。もともとは、東京芸大で絵画を学び、会社に勤めて、現在のような製作にずっと携わって来られました。まだ、独立して4年ほどだそうですが、奥さんも造形を学んでおり、二人で協同して製作に取り組んでいます。仕事は、すべて受注生産で、官公庁の仕事も多く、「納期の管理」が大変です。



繁忙期は、寝るヒマも無いぐらい忙しいので、体力が無いと乗り切れないハードな仕事だそうです。現地調査の時には、一週間ほど現場で滞在して、地元の猟師さんの案内で、けもの道を上り降りすることもあるので、日頃のトレーニングが欠かせません。アートすることは、精神力だけでなく体力も必要だそうです。

後継者を育てて、「アートの工房」をめざしたい

事業の特徴は、「ないモノを創る仕事」で、大まかな指示から細部を構想して創造するのは、なかなか大変です。科学博物館などの色々な種類の学芸員から直接に話が聴けるのは面白いですが、毎回、作品をどう創るのかを考えないといけません。そのハードルを超えると自信にも繋がり、達成感が味わえます。

継続して受注を確保するのが課題ですが、これまでの実績を知って仲介して頂けるので安心です。仕事のピークは、12月から3月に、集中するそうですが、子供のころから図工が好きで、絵画を選んで美術を学びましたが、これからは、後継者の育成のため助手を採っていくのが夢だそうです。こういう仕事をやってみようという若者がいれば、応募を歓迎されるそうです。

こよなく愛する西区で、オンリーワンの誇りを胸にして

今の立地を選んだのは、以前の仕事で、走り回って土地勘もあり、難波、梅田にも近く、文献を探すのに大阪市立図書館に近く、「鉄工所」等が近くにあり便利といった理由だそうです。まだまだ、仕事の幅を広げようと意欲的な大橋さんは、手狭になった、今の工房から広い場所への移転も考えておられます。でも、その時も西区にこだわって移転先を探したいそうです。開けていると通学中の小学生が、作品を観て楽しんでいます。これからも、地元の皆さんとの文化交流を行い、地域貢献に繋がる活動を地道に展開しようとされています。

 □大阪市西区本田町1−3−5 有限会社 レッツ
 □п@ 06-6584-5546

  




 





2006年10月14日(Sat)▲ページの先頭へ
「気軽に入れる中華レストラン」として・・

地域での評価が定着



大村勝巳さん(65歳)は、脱サラで、1年間の修業の後、昭和48年に、今の守口市役所の近所で中華料理店を開業されました。お店の特徴は、「早い・おいしい・ボリューム感」で、お昼休みには、チャンポン、焼き飯、ランチ等を中心に、常連客が来店されます。商圏には、市役所、郵便局、大手家電メーカーがあり、月2回営業している土曜日は、暇だそうです。朝の7時から仕込みを始め、開店時間の11時には、市役所への出前を準備して、12時過ぎには、昼食のお客さまで満席になります。夜は、小品とビール等が好評で、終業の21時まで、出前と店売りで忙しい一日が過ぎていきます。

高齢化の影響で、ボリュームを減して欲しいという声に、少量メニューを追加して、多様なニーズに応えています。悩みは「消費税」で、価格に転嫁できないので、持ち出しとなって、経営を圧迫しています。開業の時に3歳だった大村誠さん(35歳)は、一緒に仕事をされています。お父さんの出食スピードには、まだ追いつきませんが、新メニューの開発は、誠さんの担当で、お互いの得意分野を補完した経営ができるのは、爛爛の強みとなっています。



お客さまのニーズに応える姿勢が重要

平成13年の総務庁の調査で、「中華料理店」の事業所数は、9万1千店です。平成8年には、8万4千店で、増加(7.6%)しています。これは、一般飲食店全体では、3.0%の減小ですから、対比すると中華料理店は、かなり高い伸び率を示しています。その要因として、景気が低迷して消費が低調な状況下でも、多様化する消費者ニーズに応える店の増加が挙げられます。つまり、自店の対象となる顧客を絞り込み、その客層に適合したメニューや価格を設定することがポイントです。



爛爛さんでは、「地元の会社員や公務員」を対象に、「短い時間で出食でき、価格に対して量感があり、いつも同じ味付け」というニーズに応える工夫を重ねて、リピーターを増やしてこられました。ただ、1〜4人規模の中華料理店は、3万7千店で全体の6割を占めますが、減少率が全体よりも高く、個人の減小に対し法人は大幅増という傾向があります。今後も爛爛の独自の特徴を活かす工夫を継続しつつ、業績回復に向けた戦略を立案・実施されることが大切になっています。



2006年10月01日(Sun)▲ページの先頭へ
「手打ち釜揚げうどん」のお店として、「通のお客様」の評価が定着

讃岐うどんの専門店で、メニューは、3品目
 

 香川県出身で、15年前に、うどん店をしていた兄弟の力を借りて開業されました。最初の3年間は、客数が伸びず、赤字続きでしたが、ご夫婦で、協力し合って採算の取れるお店にしてこられました。讃岐うどんの専門店で、メニューは、シンプルで3品目です。まず、ゆで上げて水洗いしたうどんを乗せ、薬味を入れたつけ汁で食べる「ざるうどん」。次に、本場香川ではおなじみの、どんぶりに入ったうどんに、つけだしを直接ぶっかる「ぶっかけうどん」。最後に、ゆで上がった熱々のうどんを釜から器に取り出し、そこに釜湯を入れ薬味を入れたつけ汁で食べる「釜揚げうどん」です。土曜日には、ご近所の家族連れが来られるそうで、釜揚げうどんの特大も注文できるよう工夫されています。早速、試食させて頂くと、コシのあるうどんでした。最初、噛んだ時には、柔らかく、中が硬いので、美味しいのです。その理由は、茹であげた直後のうどんは、外側部分の水分は約80%、これに対して中心部分は約50%、という微妙な水分の差が、コシのあるうどんを創りだすからです。



「成功の要因」は、専門店としての、業態をはっきりと打ち出したこと

 平成13年の総務庁の調査では、「そば・うどん店」の事業所数は、3万5,106店です。平成8年には、3万5,010店で、微増(0.3%)です。その特徴は、小規模の経営が多いことで,1〜9人規模のお店が84.6%を占めています。営業形態としては、専門店型や兼業店型、ファースト・フード型(いわゆる立ち食い店)に分類できます。一世帯あたりの支出額では、月額457円と微増傾向にありますが、消費者ニーズの変化は、二極分化の傾向が顕著で、男性客から女性客の増加や間食から主食(昼食)に格上げされつつあります。そういう中で、お客様が自分で「生姜」をおろし、「ごま」をするという趣向は、ユニークで、人気があります。しかし、生姜やネギ等の薬味も市場価格が変動するので油断できません。そういう中で、急な味の変化は、お客離れを起こしかねないと、時間をかけて丁寧に味の改善を図るなど工夫を重ねて、大阪府だけでなく、宝塚市や奈良など広い地域から集客のできる専門店として、ブランドを確立されています。








2006年08月26日(Sat)▲ページの先頭へ
介護福祉タクシーへの挑戦

新分野の介護福祉タクシーに挑戦する

ヘルパーステーション所長である古谷一郎さんは、タクシードライバーの経験を活かして、介護福祉タクシーを開業されました。最初は、病院、市役所などへのチラシ配布を行いましたが、なかなか集客ができず苦労されたそうです。一年後には、努力が実って、利用者が増えるにつれて、経営面でも収支が改善されてきました。ヘルパー資格の取得後に、ヘルパーステーションを開設して顧客を開拓してきたことが成功要因と言えます。この訪問介護事業と介護福祉タクシー事業との二本柱の営業戦略は、ヒットしました。そもそもの開業のきっかけは、「ハンガー物流によるファッション分野に特化した運送会社」の話を聴いて、自分にできる「タクシーに乗りにくい人たちのためのタクシー事業」を起こすことにしたそうです。

介護福祉タクシー事業の成功要因

当初は、近所にポスティングをされましたが、介護ステーション事業の利用が増えるにつれて、徐々に、受注が増えてきたそうです。心がけていることは、「介護者への思いやり、言葉つ゛かいや年上者に敬意を持つ」等のケア輸送サービスに従事するプロとしての職業意識だそうです。乗降介護だけでなく、輸送経路を熟知した安全対策等のプロドライバーとして評価が事業を伸ばす重要なノウハウだと教えて頂きました。

 
参入増加による競合と優位性の確保

ケア輸送の事業者数は、595事業者と前年比1.74倍、なかでも軽車両は、223両から3倍の672両に、事業者数では、約8倍の189事業者へと市場が急激に膨張しています。古谷さんは、草創期に参入さたので、優位を保っていますが、ドア・ツー・ドア型の個人輸送システム(STS:スペシャル・トランスポート・サービス)形態の市場が、拡大しています。他方で、介護報酬の見直し等による経営環境の激変が予測されますのでその動向には注意が必要です。今後の成長分野は、「コンシェルジェサービス」と呼ばれる分野です。介護保険を収益源とするサービスから、「診察券」「調剤薬局」「買い物」等のサービス代行や、「幼稚園への送迎」「主婦の買い物」など付加価値の高いサービス分野へのシフトにより、同業他社より一歩先んじて、参入障壁を築くことが必要となります。

軽福祉タクシーあすか
ヘルパーステ−ションあゆみ

所在地 大阪府河内長野市三日市町560-61


2006年07月29日(Sat)▲ページの先頭へ
ルヴァン・ルヴュール〜パンがつなぐ人とまち

「ニュータウン一番の焼きたて店として」評判のパン屋さんをめざして

 ■Levain Levure ルヴァン・ルヴュール

  □ 酒井 徳勲(さかい よしのり)さん
  □ 堺市南区赤坂台2-5-3 (赤坂台近隣センター)
  □ 072-297-3993



 8年前までは、難波の大きなパン屋さんで働いていた酒井さんは、その会社が倒産したため赤坂台の近隣センターでの開業を決意されました。今では、朝からお昼過ぎには、高齢者のお客様が、午後は、近くの赤坂台小学校・中学校の生徒さんにも人気のある「焼きたてパン店」として、幅広い年齢層が固定客として定着、お店も繁盛しています。

 

 酒井さんのこだわりは、「マーガリンでなくバター」を使い、「塩化ナトリウム99%の精製塩」の替わりに「天然の塩」で味付け、「ふっくらとしたパンに仕上げ、焼き上がり後に冷めるに従って硬くなるのを防ぎ、長時間柔らかさを保つ乳化剤」を使用せず、無添加のパンを焼いて、素材の良さをお客様に判ってもらいたいという願いに凝縮されています。他方では、商品アイテムも、食事用の食パン、テーブルパン、サンドイッチ、惣菜パンから、甘い菓子パンやデニッシュまで、多品種の品揃えをすることにより、毎日、来店されるお客様を飽きさせないよう工夫をされています。それだけに、早朝の仕込みからパンを焼く手間が大変です。



 今の悩みは、泉北ニュータウンの高齢化による、一世帯の人数の減少による、客単価の伸び悩みと、品質へのこだわりから原価率が高いため、忙しい働いている割りに、儲からないことです。

「味へのこだわり、材料の吟味、新鮮かつ個性的な商品開発」が信条

 パン小売業店は、コンビニの増加で激減しています。仕入型のパン屋さんは平成3年の12,896店から平成14年には、4,037店と約31%まで減っています。しかし、お店でパンを焼く「オープンフレッシュベーカリー」は増加、平成6年に仕入型のパン屋さんの店数と逆転しました。平成14年の調査では、11,744店(パン小売業の74.4%)となり、パン屋といえば焼きたてパン店を指すほどに、成長しています。

 

 しかし、それだけに参入も多く、泉北ニュータウンでもスーパーの出口付近や沿線の駅構内には、著名ブランドの焼きたてパンの店が熾烈な競争を展開しています。駅から離れた、近隣センターで営業するルヴァン・ルヴュールにとっては、「顧客のニーズに適った、焼きたてで店独自の美味しい味の商品を提供すること」が、競合で優位に立てる強みとなっているのです。


【中小企業診断士 商売のポイント】

ベーカリー開業する際のポイント

□パンの製造・販売(オープンフレッシュベーカリーの店舗運営)で起こる問題点

 従業員が定着しない。
 経営幹部候補が育たない。

 解決策としては、職人気質の人材をビジネスマインドを持つ人材へ転換する。

 ■お問い合わせ先→こちらまで・・